デジタルハリウッドSTUDIO出島 IT人材育成、起業拠点に 4月オープン

デジタルハリウッドSTUDIO出島の学習スペース=長崎市、出島ワーフ

 対馬のケーブルテレビなどを手掛ける情報通信業、コミュニティメディア(長崎市)は3日、長崎市出島町の出島ワーフに4月1日オープンするIT人材養成学校「デジタルハリウッドSTUDIO出島」と、共用で使える仕事場「コワーキングスペースAGORA出島」の内覧会を開いた。4日にプレオープンする。
 IT人材養成学校は、IT教育業のデジタルハリウッド(東京)が全国に開設し、県内には2018年、対馬に進出。コミュニティメディアが運営している。出島は全国28カ所目。
 ウェブデザイナー専攻(受講料45万円)とネット動画クリエーター専攻(同35万円)があり、受講者は動画教材やソフトを活用しながら自宅など学校以外でも学べる。コミュニティメディア独自に、CGセミナーやドローンパイロット講座も計画している。
 コワーキングスペースは、屋内とテラスに約40席あり、Wi-Fiやプリンターを完備。会議室やシャワー室もある。利用料は個人が1日1500円、月2万円。法人は同2万5千円。
 コミュニティメディアの米田利己社長は「勉強、起業、さらに地域情報化につなぐサイクルをつくることができる。歴史ある出島から新しい未来をつくっていきたい」とあいさつした。
 同校は受講者と利用者を募集中。問い合わせは同社(電095.829.5525)。

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