【WWE】祭典のWWE王座戦を前に乱入者続出 王者ラシュリーがマッキンタイア締め落とす

ボビー・ラシュリーはドリュー・マッキンタイア(下)を完全KO。左はキング・コービン(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

【フロリダ州セントピーターズバーグ29日(日本時間30日)発】WWEロウ大会が配信され、祭典「レッスルマニア37」(4月10、11日、フロリダ州タンパ)で元王者ドリュー・マッキンタイア(35)の挑戦を受けるWWE王者ボビー・ラシュリー(44)が乱入者続出の末、挑戦者を締め落とし防衛をアピールした。

両陣営が大混乱に陥った大会だった。先週大会では王者が属するハート・ビジネス(HB)のシェルトン・ベンジャミン(45)、セドリック・アレキサンダー(31)が、マッキンタイアとの2対1ハンディ戦に敗れ、祭典でのセコンド介入が禁止となった。王者はオープニングで2人を制裁して「お前らは用なしだ!」とHBから追放した。あまりの仕打ちに怒った2人はアダム・ピアース・プロデューサー(42)に試合を直訴。急きょ王者とベンジャミンの一騎打ちが組まれた。

行き場を失ったベンジャミンが先制するも、最後は王者がハートロック(フルネルソン固め)で完勝。高々とベルトを誇示した。

一方、挑戦者の元王者マッキンタイアはメインでリコシェ(32)をクレイモア(ランニング式シングルドロップキック)一撃で退けたものの、破壊集団「レトリビューション」から追放されたムスタファ・アリ(35)に襲撃され、急きょダブルヘッダーを強いられるハプニングも起きた。

何とかクレイモアで葬ると、マッキンタイアは王者に出頭を命じ、ラシュリーがリングインして両雄が対峙。大乱闘の末、マッキンタイアがグラスゴー・キス(顔面への頭突き)でリング外に突き落とした。すると今度はキング・コービン(36)が乱入。ディープシックス(旋回式バックドロップ)で大の字にさせると、王者が執拗なハート・ロックで元王者を失神させた。

乱入に次ぐ乱入…祭典では、HBを追放されたベンジャミンとアレキサンダーも報復に出てくることは間違いなく、王座戦は大混乱の様相を呈してきた。

「レッスルマニア37」は日本時間4月11、12日にWWEネットワークで配信される。

© 株式会社東京スポーツ新聞社