井上康生監督が1年2か月ぶり国際試合に臨む阿部一二三に新ミッション「経験値を積むように」

井上康生

柔道男子日本代表の井上康生監督(42)が、グランドスラム(GS)アンタルヤ大会(4月1~3日、トルコ)に臨む東京五輪66キロ級代表の阿部一二三(23=パーク24)に、新たなミッションを要求した。

30日にオンラインで取材に応じた井上監督は、昨年2月のGSデュッセルドルフ大会以来、約1年2か月ぶりの国際大会となる阿部について「(新型コロナウイルス禍の)特別な環境下の中で12月に試合を行った。だがそこはそこ」。昨年12月に丸山城志郎(27=ミキハウス)と激闘の末に五輪切符を手にしたが、もう過去の話というわけだ。

そして今回のGSアンタルヤ大会に向けては「コロナ禍の環境の中での国際大会は違った経験を積むことができるし、積まなければいけない。本人も4月の大会に向けて、それを頭に入れながら準備していたと思う。『しっかりと経験値を積んでいけるように』と話をした」と語った。

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