カタールW杯欧州予選(31日=日本時間1日)でJ組のドイツはホームで格下の北マケドニアに1―2でまさかの敗戦を喫した。
ここまで2連勝のドイツは前半アディショナルタイムに先制を許し、後半18分に同点に追い付くも40分に再び失点し、屈辱の黒星。W杯欧州予選でドイツが負けるのは2001年9月のイングランド戦以来、36試合ぶりでグループ3位に後退し、北マケドニアが2位。ルーマニアを3―2で破ったアルメニアが3連勝でグループ首位に浮上したが、まさかの敗戦にドイツでは落胆の声が広がっている。
ドイツ紙「ビルト」は「恥ずかしい」との見出しを掲げ「ドイツのゲームは、けん引力、決意に欠けている」とし「欧州のトップリーグで活躍している選手は4人だけで、世界ランキング65位のチーム(北マケドニア)は、4度の世界チャンピオンをばかげているように見せることに成功した」と報道。さらに「(ドイツ代表監督の)ヨアヒム・レーウ(61)は、欧州選手権後に退任することを決めたが、その方が良いようだ」とも伝えている。
またドイツ誌「キッカー」は、ドイツ代表の試合経過ともに「前半は非効率的、後半は眠かった」と見出しを付け、敗戦を皮肉った。W杯欧州予選は9月に再開する。