【大相撲】7月場所の名古屋開催が決定 定員半数上限も感染状況次第で無観客の可能性

愛知県体育館

日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会を開き、大相撲7月場所(7月4日初日)を予定通り名古屋(愛知県体育館)で開催することを決定した。一日の観客数の上限は会場の定員の半分にあたる約3800人。地方場所の開催は昨年3月の春場所(大阪)以来、1年4か月ぶりとなる。昨年7月以降は新型コロナウイルスの感染対策で地方場所の開催を見送り、東京(国技館)に会場を変更して開催していた。

芝田山広報部長(58=元横綱大乃国)は「(7月場所は)国技館が五輪仕様になっているので使えない」と説明。国技館は東京五輪のボクシング会場となっており、7月場所は五輪の準備期間とも時期が重なっている。東京での代替開催は事実上不可能なため、仮に国内の感染状況が悪化した場合には名古屋で観客縮小や無観客開催となる可能性もある。

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