ライブリッツ、ドローン活用サービス研究開発開始。農業アプリAgrion利用者と協力

ライブリッツ株式会社は、2021年4月からドローンによる撮影データを蓄積・利用する農家向けのサービス「One Drone」を開始し、農業経営支援アプリ「Agrion」を利用する農家(以下:Agrion農家)の協力を得てドローンを活用した一次産業向けサービスの研究開発に着手した。

One Droneは、ドローンで撮影した圃場の画像をアップロードすると自動解析してオルソ画像(電子国土基本図)やNDVI指数マップ(代表的な植生指標NDVIのマッピング画像/Normalized Difference Vegetation Index:正規化植生指標)などに変換する。

変換された画像はGoogleマップ上に一覧表示され、時系列順や圃場別に並べかえて見たり、コメントを付記できる。ライブリッツはAgrion農家が収集するドローンによって取得できるセンシングデータを蓄積・分析するとともに、Agrion農家のアドバイスを得ながら、農業や酪農など一次産業向けのドローンを活用したサービスの研究開発を進める。

Agrion農家は、One Drone上で変換された画像を利用して作業の振り返りや次の耕作に役立てながら、One Droneの機能や一次産業におけるドローン利用について現場ならではの意見を提供する。

Agrionは、スマートフォンやウェブ上で作業履歴の共有や圃場、農薬の管理など生産に関するデータを一元管理できる。カワサキ機工製の茶園管理機と茶工場生産管理システムを連携させクラウドサーバーで一括管理する「カワサキスマートコネクト」を開発するなど、IoTを活用し作業の自動記録を進めている。

ドローンによって取得するデータをAgrionに連携することで、圃場の状態や生育状況の監視に役立てられ、生産力向上や作業負担削減が実現できるという。ライブリッツはAI、IoTなどの最新ITを活用し、農業をはじめとする一次産業のイノベーションを進めていくとしている。

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