神奈川県の横須賀市監査委員は2日までに、7月に就航する横須賀港新港ふ頭（横須賀市）─北九州港（北九州市）を結ぶフェリー定期航路計画を巡り、完成自動車の積み出しを担う相模運輸倉庫（横須賀市田浦港町）と同社の鈴木稔社長が市がふ頭の一部を港湾建設用地に用途変更したことへの取り消し勧告などを求めた住民監査請求を却下・棄却した。決定は3月30日付。
監査委員は、用途変更の取り消しについては「非財務会計行為で住民監査請求の要件を欠く」として却下。市とフェリー運航会社間での土地賃貸借契約など2点については「違法、不当な点は認められない」として棄却した。
