W杯予選ノーゴールで批判噴出のエムバペにジダン監督が意味深発言

去就が注目されるエムバペ

今夏の去就が注目されているフランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表FWキリアン・エムバペ(22)が猛批判にさらされている。

3月下旬に行われたカタールW杯欧州予選で不振に陥り、3試合連続ノーゴールと結果を出せなかったエムバペは、地元メディアで非難されたことについて同国メディア「TFI」などで猛反論。「本当にうんざりしている」とし「クラブでもプレーし、代表でも全力を尽くすとなれば、疲れきってしまう」などと、不満を訴えた。

そんなエムバペに対して、元フランス代表でスペイン1部レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督(48)は地元メディアに対し「批判されたときに選手は強くなる。どんな選手に対してもいつも批判はあるもの。良かったときは素晴らしいとされ、よくなかった時は悪く言われる。Rマドリードでは、そのことがわかっている」と発言したという。

今夏のRマドリード入りがささやかれていエムバペにとってジダン監督はあこがれの存在。それだけに母国のスターの発言は、意味深なものとも言えそうだ。エムバペ自身はパリSGとの契約延長を含めた今後の去就について、かねて「決断をしたら話をする」と発言しているが、フランスでの現状もエムバペの去就に大きな影響を与えそうだ。

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