元世界6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ(48)が約12年半ぶりに行う復帰戦(7月3日)の相手に、元4階級制覇王者のロイ・ジョーンズ・ジュニア(52=いずれも米国)が名乗りを挙げた。
2日(日本時間3日)の米「ボクシング・シーン」は、ジョーンズのトレーナーを務めるアルフィー・スミス氏の「ジョーンズはデラホーヤと戦うことに意欲を示している」とのコメントを紹介した。
デラホーヤは6階級で最も重いのがミドル級。ジョーンズはミドル級を皮切りにヘビー級までを制覇した。ただし、2人がミドル級だった時期には約10年の隔たりがあるため、現役時代は対戦の可能性が浮上することはなかった。
スミス氏は「ゲームの中でしか実現しなかった2人の対戦が実現するのに、今はパーフェクトなタイミング。ボクシング史上最高の左フックの持ち主だったデラホーヤと、ジョーンズの破壊的な威力のフックは見ごたえのあるものになるはずだ」と、対戦が現実となった際の見どころを語る。
ジョーンズは昨年11月、元統一ヘビー級王者のマイク・タイソン(54=米国)と2分8ラウンドのエキシビションマッチ(勝敗はつかず)を行った。はたして夢の一戦は実現するのか。