街の情報を地元で交換・交歓するサイト 神奈川・横須賀版が開設

地域SNS「ピアッザ」のサンプル画面(PIAZZA提供)

 街の情報を利用者が交換し合う地域SNS(会員制交流サイト)「ピアッザ」の横須賀エリア版が開設された。SNS上のやりとりが実際の交流や地域活動につながることが特長で、現代流の「ご近所付き合い」を生み出すアプリ。横須賀市と運営会社の「PIAZZA」(矢野晃平代表取締役)、横須賀青年会議所(JC、門井秀孝理事長)が連携し、地域コミュニティーづくりにも活用していく。

 ピアッザは同じ地域でつながりをつくりたい利用者が集まって交流。家具や子ども用品の譲り合い、地元でしか知られていない店舗などの情報を互いに交換したり、その場で会ったりすることから、SNSを超えた直接の関係が生まれる。全国50エリアで展開中で、同社によると1人の利用者につき20人以上とやりとりしているという。

 市はアプリを地域コミュニティー活性化に生かしたい考えで、行政や地域情報を発信していく。横須賀JCも「地域コミュニティーの再興」を活動テーマに掲げており、「アプリを利用する横須賀への転入者が直接交流するイベントなどを企画している」という。PIAZZAの矢野代表は「横須賀は地元愛の強い地域。アプリを通じて地域で知り合いができ、自然とあいさつを交わすようなつながりが生まれれば」と話す。

 「ピアッザ」はスマートフォンなどで登録して利用する。いずれも無料。

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