タイガース・バドゥー メジャー初打席で初球アーチ!

オープン戦で好成績を残し、開幕ロースター入りを果たしたタイガースの新人外野手、アキル・バドゥーがメジャー初打席初球本塁打の快挙を成し遂げた。日本時間4月5日、本拠地コメリカ・パークでのインディアンス戦に「9番・左翼」でスタメン出場したバドゥーは、インディアンス先発のアーロン・シバーリが投じた初球のフォーシームを捉え、レフトスタンドへの1号ソロ。メジャー初打席初球アーチは2016年のウィルソン・コントレラス(カブス)以来である。

現在22歳のバドゥーは昨年12月のルール5ドラフトでツインズからタイガースへ移籍。オープン戦21試合で打率.325、5本塁打、11打点、出塁率.460、OPS1.210という好成績を残し、ツインズへ返却されることなく開幕ロースター入りを果たした。開幕からの2試合は出場機会がなかったものの、開幕3戦目に「9番・左翼」でスタメン出場してメジャーデビュー。そして、メジャー初打席初球アーチの快挙を成し遂げた。

メジャー初打席本塁打は、タイガースでは昨年のセルジオ・アルカンタラに続いて球団史上9人目。両親と2人の弟が見守る前で華々しいメジャーデビューを飾った。タイガースのA・J・ヒンチ監督は毎日の試合後に翌日の予定スタメンを選手に伝えるようにしている。開幕2戦目にバドゥーをスタメン起用しないことを決めたヒンチは、バドゥーに対して「日曜日(現地時間)に初めてスタメン出場することを家族に知らせておきなさい」と伝えた。

実はバドゥーは開幕2戦目の9回裏に代打で登場する予定だったが、ホームのタイガースがリードしていたため、試合は9回表で終了。こうした巡り合わせもあり、バドゥーは家族の前で最高のメジャーデビューを迎えることができた。

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