【競泳】池江璃花子の復活劇を海外メディアが速報 ESPNは涙のコメントも紹介

優勝インタビューで涙ぐむ池江璃花子

白血病を乗り越え、感動の復活劇を果たした東京五輪の切符を手にした競泳女子の池江璃花子選手(20)について、海外メディアも速報で報じた。

英BBCは「白血病から2年で日本人競泳選手、日本の池江璃花子選手が五輪代表入り」との見出しで、女子400メートルメドレーリレーの選考基準を突破したと伝えた。

また、BBCは池江が約10か月間の入院治療後、昨年3月にトレーニングを再開したと説明した。

米スポーツ専門局ESPNは、日本選手権の女子100メートルバタフライ決勝で池江が57秒77で優勝したと説明。レース後のインタビューでは、あふれる涙をこらえながら、「まさか100メートルで優勝できると思っていなかった。5年前の五輪選考会よりもずっと自信もなかったし、自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていた」との喜びのコメントを紹介。「すごくつらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなと思った」と続けた。

ロイター通信は、2019年に白血病と診断される前まで池江は日本にとって東京五輪でメダルのトップ候補だったとし、昨年8月、レースに復帰した際には「目標は東京ではなく24年のパリ」と話していたと伝えた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社