ハーランド争奪戦 手数料52億円の報道を代理人が「フェイクニュース」と否定

FWハーランド(ロイター)

ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)の代理人がスペイン1部バルセロナに対して、移籍手数料として4000万ユーロ(約52億円)を要求したスペイン紙「マルカ」が報じた。

今夏の移籍がささやかれているハーランドの父親と代理人ミノ・ライオラ氏は2日にバルセロナを訪問。ジョアン・ラポルタ新会長(58)は今回の第1ターゲットであることを強調したと伝えられる一方、父親と代理人から2000万ユーロ(約26億円)づつ計4000万ユーロの手数料の支払いを求められたという。

ハーランドの移籍金は最低でも1億5000万ユーロ(約195億円)とされ、年俸3000万ユーロ(約39億円)の5年契約で総額1億5000万ユーロの合計3億ユーロ(約390億円)に達するとみられている。さらに4000万ユーロとなれば、獲得総額は莫大な金額となる。

同紙は、総額1400億円もの借金を抱えるバルセロナにとっては所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の残留にかかる経費を含め、難しい金額となると報じている。

その一方、この報道にライオラ氏は自身のツイッターを更新し「フェイクニュースは速く遠くまで広まってしまう」とし、ロケットの絵文字を添えて広まる速さを強調。その上で移籍の手数料について報じるメディアの記事を張り付け、その上の「FAKE」の文字を何度も重ね合わせ、報道を否定した。

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