東京五輪への不参加表明した北朝鮮 サッカーW杯予選も棄権かとの推測

応援団が活躍する場もなし?

北朝鮮が東京五輪への不参加を表明したことで、韓国でサッカー代表への影響を指摘する声が出ている。

韓国メディア「ニューシス」は「北朝鮮が新型コロナからの選手の保護を理由に東京五輪への不参加を宣言した。その中で、6月に国内で開かれる予定のカタールW杯アジア2次予選に参加するかどうかが注目を集めている。(出場を)放棄するのではないかという推測も出ている」と報道。北朝鮮が東京五輪に続いて、韓国で集中開催されるW杯アジア2次予選の残り試合も欠場する可能性を指摘した。

2次予選のH組で北朝鮮は現在5試合を終えて2勝1敗2分けの勝ち点8で4位。1位のトルクメニスタンが勝ち点9、2位の韓国と3位のレバノンとは同じ勝ち点8で並んでおり、まだ十分に最終予選進出を狙える位置につけている。同メディアが「もし北朝鮮が不参加となると不戦敗の措置が取られ、H組に影響を与える」と指摘するように、他国にとっては強力なライバルが減ることになり予選の行方を大きく左右することになる。

韓国サッカー協会の関係者は「6月のW杯予選まではまだ時間が残っている。五輪とW杯は別問題で、アジアサッカー連盟にも北朝鮮から参加に関する内容は伝わってきてない」と現状を説明しているという。

日本開催の東京五輪に続いて、韓国開催のW杯予選もボイコットするのか。北朝鮮の対応に注目が集まる。

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