楽天が効果的な2本のアーチで試合の主導権を握っている。6日の西武戦(メットライフ)は初回、相手先発・松本が乱調。2番・小深田から4者連続で四球を選び、先制した。
1―1の同点に追いつかれて迎えた3回、この日は5番に座った茂木栄五郎内野手(27)が勝ち越しの3号ソロをバックスクリーンに叩き込んだ。茂木は「前の打席、積極的にいけなかったので、この打席は積極的に甘い球を一発で仕留めることができて良かったです」と振り返った。
さらに楽天は5回にも3番・島内宏明外野手(31)が西武2番手・吉川から右翼へ中押しの1号2ラン。打った島内は「打ったのはストレート。コブ(小深田)がこぶしの利いたバントをしてくれたんで、ボクもこぶしのバッティングができたかな?」と喜びを表現した。
この効果的な2発で試合の主導権を握った楽天は攻撃の手を緩めることなく吉川、3番手・田村を攻め、3四球5安打と6回に一挙7点を奪い、11―1と試合を決定づけた。