【競泳】19歳・本多灯 瀬戸大也を逆転で200バタV「五輪では53、52秒台狙いたい」

迫力ある追い上げで200メートルバタフライを制した本多灯

競泳・日本選手権兼東京五輪代表選考会第4日(6日、東京アクアティクスセンター)、男子200メートルバタフライの決勝が行われ、本多灯(19=アリーナつきみ)が1分54秒88で優勝。五輪派遣標記録も突破し、初の五輪切符を獲得した。

個人メドレー2種目で五輪代表となっていた瀬戸大也(26=TEAM)とは最後までデッドヒート。リードを許す展開だったが残り50メートルで壮絶な追い上げを見せ、ラスト15メートルでついにかわしそのままフィニッシュ。レース後は「僕の強みは最後の50(メートル)の追い上げ。勝てて本当にうれしい」と振り返った。

ただ、納得のいくレースとは思っておらず「僕も大也さんもベストタイムじゃなかった。練習して五輪ではベストパフォーマンスをして53秒台、52秒台を狙っていきたい」と会心の勝利の余韻に浸ることなく、本番までの短い期間でさらなるレベルアップを期した。

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