【競泳】女子100mバタフライ 池江璃花子が全体3位で決勝へ

決勝に進出した池江璃花子(左)

競泳・日本選手権兼東京五輪代表選考会初日(3日、東京アクアティクスセンター)、女子100メートルバタフライ準決勝が行われ、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20=ルネサンス)が58秒48で全体3位に入り、4日の決勝にコマを進めた。

予選は序盤から果敢な泳ぎを見せ、復帰後自己ベストとなる58秒68をマーク。「どういう結果に転ぶか分からないですけど、全力でレースを楽しみたい」との言葉通り、攻めの泳ぎを見せた。この日2本目となったレースでも果敢に飛ばし、前半50メートルを26秒95で折り返した。後半も体ひとつ分のリードを最後まで保ち、1組1位でフィニッシュした。

かねて「少しでもいい記録を出せたら」と意気込んでいたヒロインがまたしても自己ベストを更新。決勝で派遣標準記録(57秒10)を突破し、上位2人以内に入れば、東京五輪代表の座を手にする。

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