【6日】長崎県内13人 変異株疑い 1人コロナ感染、17人ワクチン接種副反応か

新型コロナウイルス感染者の入院状況(5日午後7時現在)

 長崎県は6日、県内の新型コロナウイルス感染者のうち、新たに13人が変異株の疑いがあると発表した。今後、国立感染症研究所で変異株かどうか検査する。また、県はワクチンを接種した医療従事者17人に副反応疑いの症状を確認。長崎市は市内の1人の感染を発表した。
 県内ではこれまでに、従来より感染力が強いとされる英国由来の変異株の感染者2人を確認している。
 県によると、3月31日~4月4日、新たに16人に変異株のスクリーニング検査をした結果、13人に疑いが出た。いずれも海外渡航歴や渡航した人との接触はない。うち1人はウイルス量が少なく、解析できなかった。
 4日までに国から県に提供された情報によると、医療従事者17人の症状は吐き気や下痢、じんましんなど。内訳は20~60代の女性14人と10~50代の男性3人。このうち30代女性1人が経過観察で入院したが、ほとんどの人が既に回復した。県内の副反応疑いは計29人となった。
 長崎市内の新規感染者は20代男性会社員。3月29日に県外から転入後、県外陽性者の濃厚接触者と分かった。県内の累計感染者は1646人。
 一方、大村市競艇企業局は6日、ボートレース大村で3月29日~4月4日に開催されたレースに出場した県外選手1人の陽性が判明したと発表。観客との接触はなく、関係者のPCR検査や場内の消毒を実施する。10日開幕の「GIダイヤモンドカップ」は開催する方針。


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