リバプールがCLで2得点されたブラジルの神童ビニシウス獲得へ

レアル戦で2ゴールを決めたビニシウス(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールが、スペイン1部レアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウス(20)獲得に乗り出しそうだ。

リバプールは6日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のRマドリード戦で1―3と完敗したが、そこで活躍を許したのがビニシウス。2ゴールを決めたブラジルの神童は大舞台で才能を見せつけ、絶賛の嵐となった。

スペインの移籍専門メディア「フィチャージェス」は「リバプールのユルゲン・クロップ監督(53)はビニシウスが完全に好みだ。現在チームの攻撃を構成する主力の一部が今夏に去る可能性があり、ブラジル代表が良好な代替品になると信じている」と報道。リバプールがビニシウス獲得に動くと報じた。

リバプールといえばCLで対戦したチームからの引き抜きが十八番で、最近では2019年10月にCLで対戦して大活躍した当時オーストリア1部ザルツブルクの日本代表MF南野拓実(26)を獲得した。

ビニシウスに関しては「リバプールがこの選手に興味を持つのは初めてではなく、数年前からすでに動いていた」と同メディアは指摘。以前から追いかけていた意中の恋人の実力を直接対決で目の当たりにして、再アタックするというわけだ。

もちろん勝機があるからこその動きだ。

同メディアは「Rマドリードは今夏に向けて、FWエーリングブラウト・ハーランド(20=ドルトムント)やFWキリアン・エムバペ(22=パリ・サンジェルマン)を獲得するために、可能な限り財源を増やす必要がある。良いオファーが来た場合、ビニシウスの売却も検討する」。チーム再建のため神童を放出する準備があるというわけだ。リバプールのラブコールは届くのか注目が集まる。

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