新潟県加茂市の藤田明美市長が定例会見、ロシア男女体操チームのオリンピック事前合宿の中止についてなどを発表

加茂市の藤田明美市長

新潟県加茂市の藤田明美市長は5日に今年度初の定例会見を開き、ロシア男女体操チームのオリンピック事前合宿の中止についてなどの発表を行った。主な内容は以下の通り。

◎ロシア男女体操チームのオリンピック事前合宿の中止について

6日、ロシア体操連盟のバシーリ・チトフ会長名で「代表選手チームの加茂市での事前合宿は行わずに、直接東京に向かうことを決断した」とする文書が同市に届いた。

中止の理由は、合宿による感染リスクが大きく、最悪の場合にはオリンピックの出場が出来なくなる恐れがあるため。

同市では2019年7月にオリンピックの直前合宿をスムーズに行うための合宿を受け入れ、同年11月に来日したロシア体操連盟のチトフ会長と事前キャンプに関する覚書を結んだ。この覚書に基づき、今年はオリンピック前の7月11日から27日に選手、スタッフ等で総勢42名が加茂市に訪れる予定であった。

このことを受け藤田市長は、「合宿の中止によりロシア体操チームの選手・コーチとの交流が出来なくなり、非常に残念に思う。今後は、ホストタウンとして市民の声援を届けるようにしたいと思っている」とコメントした。

◎4月1日に、西加茂保育園勤務の会見年度任用職員に新型コロナウイルス感染症の陽性が確認されたことについて

三条保健所の疫学調査により濃厚接触者及びそれに準ずる接触者とされた複数名が、2日にPCR検査を受け、4日に全員の陰性が確認された。3日には専門業者による西加茂保育園は、8日から再開の予定で調整中だという。再開にあたっては、市の他の施設の保育士を臨時で配置し保育するよう検討している。

◎新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について

市での65歳以上の高齢者のワクチン接種を、5月8日に開始とした。接種時間は毎週水曜日と木曜日と土曜日の午後2時から午後5時まで、接種会場は加茂文化開館小ホール及びロビーとなっている。接種費用は無料だが、クーポン券がなければ予約は不可能。クーポン券は4月12日から順次送付され、予約受付は4月19日から開始する。

◎出張座談会について

令和元年度は「市長との座談会」を市内各コミュニティセンターや文化会館などで12回実施したが、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、密になるような集会を開催することができなかった。そこで、令和3年度はきめ細やかに市民の意見を聴くため、市長が自ら出向き懇談する「出張座談会」を4月から9月にかけて行うこととなった。

市内在住でで2人以上の団体であれば会社、町内会、学校、友人同士など年齢を問わず申し込むことができる。出張座談会の時間は1時間を予定しており、午前10時から午後9時の間であれば、土日祝日でも可能だという。

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