【全日本・CC】前年度覇者のゼウスが連覇へ好発進 3冠王者・諏訪魔は耕平に苦杯

宮原健斗に勝利したゼウス

全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル」が9日の大阪大会で開幕し、前年度覇者のゼウス(39)が宮原健斗(32)との優勝候補対決を制し連覇へ好発進した。

出場10選手の総当たりリーグ戦で行われる今年のCC開幕戦でいきなり実現した天王山。互いに譲らない一進一退の攻防が続き、宮原の猛攻を受けたゼウスだったが、最後は渾身のジャックハマーを決めて3カウントを奪ってみせた。

開幕前に「大阪で開幕なのはゲンがいい。大好きな大阪でこんな時期でも応援に来てくださる方々に対して、恩返しできるように必ず勝ちたいと思っています」と決意表明していたゼウスが、有言実行の白星発進。新型コロナウイルス感染再拡大により「まん延防止等重点措置」が適用されている地元・大阪で、ジャイアント馬場、スタン・ハンセン、鈴木みのる以来史上4人目の連覇達成へ向け最高のスタートを切った。

また3冠ヘビー級王者の諏訪魔(44)はCC初出場の佐藤耕平(43=フリー)に敗北。2月後楽園大会のV6戦の雪辱を許し、まさかの黒星発進となった。

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