マスグローブがパドレス初のノーヒッター 有原は初黒星

【パドレス3-0レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド

パドレスにようやく快挙達成の瞬間が訪れた。現存のメジャー30球団で唯一ノーヒッター未達成だったパドレスだが、ジョー・マスグローブがレンジャーズ打線を死球による走者1人だけに抑え、球団史上初のノーヒッターを達成。9回112球を投げて被安打0、奪三振10、与四球0、与死球1、失点0とほぼ完璧なピッチングだった。9回裏の最後の打者、イサイアー・カイナーファレファのショートゴロを金河成(キム・ハソン)が処理し、グラウンドには歓喜の輪が広がった。

球団史上初のノーヒッター達成の裏で、ダルビッシュ有の女房役として知られるビクトル・カラティーニはメジャー史上初の快挙を成し遂げた。カラティーニは昨季アレック・ミルズ(カブス)がノーヒッターを達成した際にもマスクを被っており、メジャー全体のノーヒッターで2連続でマスクを被ったことになる。メジャー全体のノーヒッターで2連続でマスクを被った捕手は過去に10人いるものの、「異なるチームで」という条件を加えると、カラティーニが史上初である。

マスグローブを投げ合ったレンジャーズの有原航平は、4回73球を投げて被安打5、奪三振1、与四球1、失点3(自責点2)という内容でメジャー初黒星。初回は三者凡退に抑えたものの、2回表に先頭を四球で歩かせたあと、ウィル・マイヤーズのタイムリー二塁打で先制を許し、レオディ・タベラスのエラーで2失点目。3回表には2本の二塁打を浴びて3点目を失い、4イニングを投げ終えたところで降板となった。

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