【競泳】池江璃花子 自身が持つ日本記録更新に手応え「着実に近づいている」

日本記録更新への意欲を語った池江

競泳・日本選手権兼東京五輪代表選考会最終日(10日、東京アクアティクスセンター)、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20=ルネサンス)が、女子50メートル自由形決勝を24秒84で優勝。今大会、100メートルバタフライ、同自由形、50メートルバタフライに続く「4冠」を達成した。

同種目の派遣標準記録(24秒46)には届かなかったもの、トップの座は譲らなかった。池江は100メートルバタフライと同自由形を制した段階で「2冠した後やっぱり50(メートルの2種目)でも負けたくないという気持ちも湧いてきました」と明かす。

昨年8月の実戦復帰からレースに出るたびにタイムを伸ばしている池江は「自分の持ってる日本記録にも着実に近づいているなという手応えも得られたので、もう少ししたら日本記録もしっかり狙っていくようになるんじゃないかな」と意気込む。

自身が持つ日本記録は50メートル自由形が24秒21で、50メートルバタフライは25秒11。池江が自ら塗り替えるのはそう遠くないのかもしれない。

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