江の島観光の障害者、藤沢市がスマホアプリで支援

利用者が障害者手帳の情報、使用している福祉機器の仕様、必要なサポート内容などを登録する

 藤沢市は4月から、障害者手帳を持つ人を対象としたスマートフォン向けアプリを活用し、障害者の江の島観光を支援する。

 アプリは、ユニバーサルデザインの総合コンサルティングのミライロ(大阪市)が開発した「ミライロID」で、利用者が障害者手帳の情報、使用している福祉機器の仕様、必要なサポート内容などを登録。同IDを障害手帳の代わりに対象施設で提示すると、本人確認の書類として認められ、割引などのサービスを受けることができる。

 対象施設は、サムエル・コッキング苑、シーキャンドル(展望灯台)、エスカー、岩屋の島内4施設と新江ノ島水族館(同市片瀬海岸)、遊覧船「江の島べんてん丸」。

 同市は「便利で誰もが楽しめるインクルーシブな観光地・江の島を目指す」としている。

 各施設で同伴者1人まで割り引きを受けられる。詳細は各施設のホームページで。

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