「女性目線」を意識 チタン製雑貨で新ブランド iroiro(イロイロ) 新和メッキ工業

 新和メッキ工業(上越市土橋)は、チタン製の雑貨ブランドを立ち上げる。表面処理により約100パターンの色が出せる点、チタンの耐腐食性や生体適合性といった特長を生かし、日常生活に浸透させたい考え。

 ブランド名は「iroiro(イロイロ)」。新和メッキの瀧見直晃社長(38)は「シャンパンゴールドやピンクといった色は女性に受け入れられやすい。商品も子育て世代の女性が手に取りたくなるようなものを意識していく」と話す。第1弾はテント用のペグを想定し、商品化の準備を進めている。

 商品の原料となるチタンは、日本製鉄東日本製鉄所直江津地区(上越市港町2)から供給を受ける予定。製品デザインには長岡市のデザイナーを招へいする。チタンの加工は上越市内の金属加工会社が担い、新和メッキで表面処理を行う。

 瀧見社長は「上越市内でチタンが製造されているからこそ、チャレンジができる。表面処理や加工の技術もレベルアップしていきたい」と話した。

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