〝西武ファミリー〟の日本ハム・近藤が示す変わらぬ西武愛

試合前に辻監督(左)と談笑した近藤

パ・リーグを代表する〝西武ファミリー〟の一人、日本ハム・近藤健介内野手(27)が13日の西武戦(メットライフ)前に変わらぬ〝西武愛〟を見せた。

まだ西武の練習中に同僚・中田翔内野手(31)と共にグラウンドに現れた近藤は、中田のもとにあいさつに来た森友哉捕手(25)との会話の輪に入り、人懐こい笑顔で談笑を楽しんだ。

これが一区切りすると、今度は辻監督のもとへ駆け寄り一礼。なにやら辻監督から一言、二言話しかけられ話し込んでいるうちに、その脇をドラフト1位ルーキー・渡部健人内野手(22)が通りかかった。

すると近藤は、絶好のチャンスとばかり、115キロルーキーを呼び止め積極的に質問を投げかける。二人のやりとりを楽しそうに見守る辻監督の表情に、ライバル球団の主軸という警戒感はもはやない。

ひと通り、敵将、気になるルーキーとの会話を楽しんだ近藤の憩いの時間はこれで終わらず、今度は打撃ケージ裏で自軍打者の打撃練習をチェックしていた母校・横浜高の先輩、阿部真宏打撃コーチ(42)との談笑に入った。

結局、日本ハムのアップ開始時間ギリギリまで西武ナイン、首脳陣との時間を満喫した近藤。ユニホームの違いはもはや意味を持たないようだ。

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