鷹・マルティネスが入団会見「マルちゃん!」と呼んでくれた熱男の気遣いに感謝

入団会見で意気込みを語ったニック・マルティネス(球団提供写真)

マルちゃんが気合満点で合流した。ソフトバンクのニック・マルティネス投手(30)が13日、ペイペイドームで入団会見に臨んだ。昨季まで日本ハムで3年間プレーし、2018年には10勝をマーク。新助っ人右腕は「4年連続日本一のグレートなチームに入れて嬉しく思います。ホークスのさらなる連覇に貢献したい。先発として1人でも多くの打者に、1イニングでも長く投げたい」と意気込みを語った。

NPB、とりわけパ・リーグの戦いを熟知するマルティネスの加入は、チームにとって頼もしい限りだ。常勝軍団でのプレーを心待ちにしていた右腕は、新型コロナウイルス感染再拡大の影響で入国が遅れたが、調整に問題はない様子。「向こうでキャンプの時のような感じでシート打撃、打撃投手をやってきました。5イニング程度の球数は投げている。こちらに来てゼロからのスタートというわけにはいきませんので、しっかり練習してきました」と新戦力としての自覚をうかがわせた。今後は14日にファームでシート打撃に登板。18日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)で初の対外試合に臨む予定だ。

入国後2週間の自宅待機期間が明けてチーム合流初日となったこの日は、午前に筑後ファーム施設で練習を行い、ペイペイドームでの会見に臨んだ。オリックス戦前の一軍練習では王球団会長、首脳陣、選手とあいさつを交わした。チームの顔である松田宣浩内野手(37)からは早速「マルちゃん!」と声を掛けられ嬉しそうに応じた。「僕はみんなに『マルちゃん』と呼んでほしいと思っているので、マッチが(機転を利かせて大きな声で)呼んでくれたんだと思います」と熱男の気遣いに感謝。日本ハム時代から面識のある選手もおり、チームになじむのも早そう

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