宮島滉氏死去 長崎県選出の元参議院議員

宮島滉氏

 長崎県選出の元自民党参議院議員、宮島滉(みやじま・ひろし)氏が、13日午後3時33分、老衰のため佐世保市内の病院で死去した。94歳。佐世保市出身。自宅は佐世保市船越町1268。宮島大典県議の父。通夜は14日午後7時、告別式は15日正午から、いずれも佐世保市若葉町4の1、平安社佐世保斎場で。喪主は長男の英明(ひであき)さん。
 日大法学部卒。1983年の参院選長崎選挙区で初当選した。竹下改造内閣、宇野内閣でそれぞれ労働政務次官を歴任。89年の参院選で落選した。県農協中央会会長も務めた。
 旧させぼ農協の組合長だった1998年に背任の疑いで福岡県警に逮捕された。福岡地裁は土地の担保価値を水増しするなどして農協に総額約4億9千万円の損害を与えたとして懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡し、2000年に確定した。


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