西海市長選 候補者に聞く 岩本利雄氏 人口減に歯止めかける

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合同取材に応じる岩本利雄氏=西海市、大瀬戸コミュニティセンター

 11日に告示された西海市長選は、前市議で新人の田崎耕太氏(38)、現職の杉澤泰彦氏(68)、前市議で新人の岩本利雄氏(78)の三つどもえの戦いとなり、18日の投票に向け舌戦を繰り広げている。立候補の動機や重点政策のほか、建設から42年が経過、本館と五つの別館に機能が分散している市庁舎に対する見解などについて各候補に聞いた。

 質問項目

(1)立候補の動機
(2)重点政策
(3)選挙の争点
(4)市庁舎に対する考え方
(5)目指す市長像や趣味

 岩本利雄氏(78)=無所属・新=

 (1)人口減に歯止めをかけ、未来ある西海市をつくる。ふるさと納税を強化し「儲(もう)ける自治体」に変え、市民の要望を一つでも多くかなえる。これまで何人もの首長と議会で議論し、2014年には滞納金の取り扱いルールを定めた債権管理条例が実現したが、議員ではできることに限りがある。21年の議員活動で得た知識や経験を生かす。
 (2)人口減対策。企業は人手不足にあえぎ、外国人に頼る現状がある。新卒者の地元雇用促進はもちろん重要だが、子育て世代の中途採用にも力を入れる。空き家をリフォームし、Uターン、Iターンの家族を迎えれば企業、学校、地域が活気づく。
 (3)人口減対策。前市長の下で15年に策定した市人口ビジョンでは「60年に人口3万人」を掲げた。一度公にされた目標に現職は挑戦していない。行政、企業、各種団体が一体となり取り組む必要がある。人口は毎年500人程度減っており、このままでは60年には8千人になる恐れもある。子や孫のために訴えたい。
 (4)ピカピカの新庁舎よりも、人口減対策が優先度は高い。昨年、市議会特別委は別館を統合した新庁舎の建設を求めたが、市の調査では「今まで通り」「支所の機能強化」と回答した市民が合わせて8割弱。議会と市民で相違がある。
 (5)決断力と指導力に優れるリーダー。職員の力を1%上げると全体では何倍にもなる。趣味は読書。船の機関士として社会に出て、三島由紀夫をよく読んだ。