万年筆インク、栃木名物「岩下の新生姜」とコラボ 色や香り本物そっくり 長崎・石丸文行堂が発売

「岩下の新生姜」とコラボした万年筆インク(石丸文行堂提供)

 文房具専門店の石丸文行堂(長崎市)は栃木名物の酢漬け「岩下の新生姜」とコラボした万年筆インクを発売した。色や香りは本物そっくり。新型コロナウイルス流行下での在宅勤務を楽しめるようにと考案された。
 石丸文行堂営業企画室の宮崎有沙さん(35)はテレワーク中のおやつにしていた。何げなくツイッターで「この色と香りのインクを作ったら斬新すぎる!?」とつぶやくと、約2時間半後、同じファンらが製造元の岩下食品(栃木市)の岩下和了社長につないでくれた。
 万年筆インクアドバイザーの武田健氏がプロデュースした色は鮮やかなピンク。水でのばすと淡い黄色もにじみ出る。爽やかな香りの原材料は岩下食品が提供した。
 宮崎さんは「コロナ禍で思うように外出できない中、手書き好きの方々に“おうち時間”を楽しんでもらえれば」と話す。30ミリリットル入り。2640円。石丸文行堂の全店舗やオンラインストアなどで販売中。岩下食品は5月12日まで、このインクで書いたイラストや文字のコンテストを開催している。

岩下の新生姜

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