池江璃花子 五輪開催「みんながポジティブではないかもしれないけど…」

池江璃花子

競泳女子で東京五輪代表の池江璃花子(20=ルネサンス)が14日、オンラインで取材に応じた。

白血病からの完全復活を目指す池江はリレー2種目で五輪出場権を獲得。代表ジャージに袖を通し「まさか今年、このジャージを着れると思ってなかったので、ものすごくうれしいです。あとはやっと代表に戻ってくることができてよかったなという気持ちもあります」と率直な感想を語った。

代表選考会を兼ねた日本選手権では4冠を達成して国民を感動させた。五輪開催に向けては〝否定派〟も少なくないが、本人は「あんまり自分の記事とかも見ないので分からないんですけど」と前置きした上で「私が出ることによって前向きな意見を持ってくれる人が増えたとか、そういう意見を持つ方も出てきたとか、そういう声はいただきました」と話す。

この日で開幕100日前となった。池江は「必ずしもみんながみんなポジティブに捉えているわけではないかもしれないですけど、自分の中ではスポーツで活躍しているところを見て勇気をもらっている人もたくさんいるんだなというのも実感している。(五輪が)あるならあるで全力で応援してほしいなと思います」と、自身の思いを述べた。

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