西武・今井5四死球も崩れず 6回を1失点、7奪三振

西武・今井は6回1失点(自責0)と好投した

西武・今井達也投手(22)が14日の日本ハム戦(メットライフ)に今季3度目の先発登板。6回打者24人に106球を投げ3安打1失点(自責点0)7奪三振、5四死球だった。

ここまで2試合(計10回)で13四死球と課題の制球力を改善できなかった今井。注目された初回で1四球を与えながら無失点発進すると、その裏、味方打線が森の適時打で1点を先制し今井を盛り立てる。

今井は最速155キロのストレートを軸にスライダー、シンカーとのコンビネーションで試合を組み立てた。2四死球を許した4回には味方の適時失策で1点を失い2―1とされるも、安打と四球で二死一、二塁のピンチを背負った5回には足掛け2年で6打席連続四球を与えていた3番・近藤をシンカーで遊ゴロに打ち取りここを脱した。

5四死球と制球は相変わらずだが、この日は4回、6回の併殺が示すように、ズルズルとそれを引きずることなくその後の打者をきっちり打ち取っていた。

今井のコメント=立ち上がりは丁寧にしっかりゾーンの中で勝負していこうという意識で入りましたが、結果的に良かったと思います。リズム良く入れたので、いいイメージを持って投げることができました。(三振や飛球が多かったが)いい打ち取り方をできたと思います。西川さんや近藤さんなどファウルで逃げることができる打者がたくさんいらっしゃるので、そのような打線でも力負けをせずに外野フライなどを打たせることができたのは良かったです。腕を振るというより、身体をしっかり使ってそれに腕が付いてくる、といういい投げ方ができ、ベース板の上に強い球を投げることができたと思います。

四球を連続で出さなかったというのも良かったです。(5回近藤の遊ゴロは)カットボールを投げました。森さんのリード通りに投げることができました。西口コーチとも話をしましたが、次回以降は今日よりもっと長いイニングを投げたいですし、そのためにこの1週間また練習をしていきたいです。

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