中日・与田監督 “炎上”の勝野に苦言「変化球を多く使いすぎる」

阿波野投手コーチと話をする中日・与田監督

中日・与田剛監督(55)がG打線にKOされた勝野昌慶投手(23)に奮起を促した。

14日の巨人戦(東京ドーム)で先発した勝野は4回6安打5失点と炎上し、今季初黒星を喫した。

初回と2回はいずれも三者凡退に抑え、順調な立ち上がりを披露した右腕。ところが、3回に入ると突如、制球が定まらない。先頭の香月の中前打をきっかけに一死一、二塁から松原の左前打で先制点を許すと、続く坂本に左翼線を破られる2点適時二塁打。さらに梶谷には右中間へ2ランを被弾。結局、この回に打者10人の猛攻を受けて一挙5点を奪われた。

勝野は「試合を壊してしまい申し訳ないです」とだけコメントした。

試合後、与田監督は勝野の投球について「ちょっと変化球を多く使いすぎる。今日は真っすぐがすごく良かったので、持ち味のボールをうまく使えば良かったが…。変化球をいいところに投げようとするのが逆にボールになったり、ジャイアンツ打線も2周りに入って狙ってくる傾向があった」と指摘した。

その上で指揮官は「出来としては今日は良かった」と評したものの「もうちょっと自分の自信のあるボール(直球)をどんどん投げ込んでほしかった」と残念そうに話した。

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