DFA、配送ロボットYAPE、ストックホルムで公道自律配送テスト開始

株式会社DroneFutureAviation(以下:DFA)は、同社が独占取扱権を有する自律移動型(自動運転)配送ロボット「YAPE」が、スウェーデンの事業者「Foodora」とストックホルム公道でのロボットによる自動配送テストを開始したことを発表した。

運営走行紹介動画

YAPEは、5Gで接続された配送ロボットを試験的に導入するために、オンラインフード注文配達事業者「Foodora」と通信事業者「Tele2」と提携した。YAPEのラストワンマイル(飲食店や商店などからお届け先まで) 向けの自動配送ロボットの技術を活用し、物流配達の課題解決や新型コロナウイルス感染症対策を可能にしているという。

YAPEは、5Gネットワークに接続することが可能で、よりナビゲーションに必要な正確なロボット運用を確保できる。5Gパートナーと組んだことによって、必要な低遅延とリアルタイム通信が確保され、最適な配送ルート選択やリアルタイムにロボットの周囲の状況を認識しコミュニケーションを取れるIoT接続が可能。YAPEにはカメラ複数台が搭載されており、5Gを介してシステムにリアルタイムにデータ通信することができる。

FoodoraとYAPEロボットの公道でのテストは現在進行中であり、ロボットが歩行者や他車両にリスクをもたらせないこと、ロボットの自動配送システムと接続が非常に信頼できることの証明をスウェーデン運輸局に対して行っている。

■ロボット配送試験の概要

Q-コマースのYAPEロボットは、ストックホルムのStureplan周辺で配達テストを実施しており、20kgまでの食品とその他の商品の両方を運ぶことができる。Q-コマース企業のfoodoraは、主力のレストランでのテイクアウト料理の他に、本や美容製品なども配達している。春にも協力会社と共にこの計画を継続する予定だとしている。

  • 走行スピード:6㎞
  • 接続方法:5G
  • バッテリー寿命:8時間
  • 充電時間:4時間
  • メーカー名:YAPE
  • お客様への配送料:無料

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