ハーランド CL敗退で批判噴出…代理人が他クラブと接触してから4試合無得点

マンCに敗れ、肩を落とすFWハーランド(ロイター)

ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)への批判が噴出している。

欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦(14日=日本時間15日)マンチェスター・シティー(イングランド)戦に1―2で敗れ、2戦合計2―4で敗退したドルトムントのエースは3月20日のケルン戦以降、4試合連続ノーゴール。チームも4月に入って公式1勝3敗と散々だ。

ドイツ誌「キッカー」によると「ハーランド陣営は意図的にこの夏の移籍を煽る行動へと打って出ており…」と指摘するように、くしくも代理人のミノ・ライオラ氏がスペイン1部バルセロナや同レアル・マドリードと接触してからゴールが取れていないため、同国内で批判にさらされているという。

同誌は「CL敗退後には(判定に物議を醸した)主審の次に、ハーランドがSNSにおいて一部ファンから糾弾された」とし「ファンからは無気力と指摘されている」と伝えている。

ハーランドの現状にドルトムントのエディン・テルジッチ監督(38)は「もちろん、私たちは常にエーリングが彼の望む方法で得点することを期待している。しかし彼は人であり、若い選手だ。得点しないこともある」とし、敗退が決まった試合についても「とても良いプレーを見せていたし、チームに貢献してくれた」と擁護した。

ハーランドをめぐっては代理人の積極的な行動もあって欧州ビッグクラブが獲得への興味を示しているが、ドルトムントは一貫して移籍を認めない方針を表明している。そんな中、不振に陥ったハーランドへの批判が急速に高まっており、今夏の去就にも影響が出そうな雲行きだ。

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