巨人・原監督が開幕3連勝の高橋を称賛「何かひとつ超えた」

開幕3連勝を挙げた巨人・高橋優貴

巨人の原辰徳監督(62)が、15日の中日戦(東京ドーム)に先発し、8回1失点で開幕3連勝とした高橋優貴投手(24)を称賛した。

高橋は2回に根尾の犠飛で1点を失ったものの、安定した制球力を武器に終始冷静な投球を披露。課題とする四球も8回までにわずか1つ、球数も118球にまとめるなど、大きな成長を見せた。

それでも謙虚な姿勢を崩さなかった3年目左腕。「もちろん野手の方にすごく助けられたと思うので、完璧な投球ではなかったんですけど、ゲームをまとめることができたと思います」と冷静に自己評価。「技術はまだまだ足りないところもあるんですけど、いまは『絶対に抑えるぞ』とという気持ちで投げられているのかなと思います」と、好投の要因も分析した。

指揮官も、この日ばかりは手放しに褒めた。「安定感もありますし、何かこう、ひとつ超えたのかなと。ナイスピッチングですね」。8回を投げ切った左腕の投げ姿からは「少し自分のなかでペース配分とか、あるいは、四球の数もすごく少なくなってきていますね。そういう点で制球力も付いてきたんだろうし、自分のペース、それと長くやっぱり先発として投げるんだっていうね、いろんなものが加わったような気がしますね」と、確かな成長を感じ取ったようだ。

開幕直前ギリギリになって先発ローテ6番手に滑り込んだ〝6男坊〟だったが、結果的にチームトップの3勝を記録。成長著しい若き勝ち頭が、連勝中のチームにさらなる追い風を呼び込んだ。

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