注目の対決はいきなり大激戦に 明日はダル対カーショウ

【ドジャース11-6パドレス】(延長12回タイブレーク)@ペトコ・パーク

今季最大の注目カードと言われるドジャースとパドレスの対戦は、今季初対決から延長タイブレークまでもつれる大熱戦となった。最終的には11対6でドジャースが勝利したが、このスコアは試合の白熱ぶりを正確に反映しているとは言えない。試合後、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「プレーオフのような試合だった」と振り返ったが、その言葉通り、シーズン序盤とは思えないような激戦が繰り広げられた。

1対1の同点で迎えた5回裏、パドレスは戦列復帰したばかりのフェルナンド・タティスJr.が2号ソロを放ち、勝ち越しに成功。直後の6回表にドジャースが逆転し、8回表終了時点で5対3と2点をリードしていたが、パドレスは8回裏にジュリクソン・プロファーの2点タイムリー二塁打で同点に追い付いた。しかし、ドジャースは9回表にジャスティン・ターナーのタイムリーで勝ち越しに成功。ところが、パドレスも簡単には引き下がらず、9回裏にエリック・ホズマーのタイムリーで同点とし、試合は延長タイブレークに突入した。

両軍とも得点を奪えないまま迎えた12回表、ドジャースは先頭のコリー・シーガーが初球を捉え、右中間スタンドへ2号2ランを叩き込んで勝ち越しに成功。さらにチャンスを広げ、ザック・マキンストリーのタイムリーでこの回3点目を奪った。ここでパドレスは二塁のジェイク・クロネンワースがマウンドへ。プロファーが左翼から二塁へ移り、左翼には先日ノーヒッターを達成したジョー・マスグローブが入った。そのクロネンワースからルーク・レイリーがタイムリー、デービッド・プライスが左翼マスグローブへの犠飛を放ち、ドジャースはさらに2点を追加。11回裏から登板していたプライスが12回裏を三者凡退に抑え、今季初対決をドジャースが制したのだった。

なお、明日の第2戦はドジャースがクレイトン・カーショウ、パドレスがダルビッシュ有の先発予定となっている。さらなる好ゲームが期待できそうだ。

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