エンゼルス鮮やか逆転勝利 大谷は代打で登場して死球

【アストロズ6-7エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは2点ビハインドで迎えた8回裏に4点を奪い、7対6で逆転勝利。アストロズ2連戦の初戦を制し、開幕5試合を終えて4勝1敗となった。エンゼルスの大谷翔平は8回裏無死1・2塁のチャンスで代打で登場し、死球で出塁。チャンスを広げる役割を果たし、5対5の同点となったあと、一塁ユリ・グリエルの悪送球の間に勝ち越しとなる6点目のホームを踏んだ。明日はDHでのスタメン出場が予想されている。

今季のエンゼルスはひと味違う。先発のホゼ・キンターナが4回途中4失点で降板したものの、8回までの4.2イニングを4人のリリーバーが5安打1失点で乗り切る力投。ビハインドで登板する投手が失点を重ね、点差を広げられていた昨季までとは異なり、こうしたリリーフ陣の粘りがチームの逆転勝利につながっている。4回裏にはマイク・トラウトに今季初アーチとなる1号ソロが飛び出し、これが反撃開始の狼煙となった。

3対5で迎えた8回裏、エンゼルスは大谷の死球などで無死満塁のチャンスを作り、デクスター・ファウラーのタイムリーで1点差。デービッド・フレッチャーのセカンドゴロの間に同点となり、ジャレッド・ウォルシュのファーストゴロがグリエルの悪送球を呼び、逆転に成功した。さらに一死満塁からアンソニー・レンドンの犠飛で7点目。9回表に6番手のマイク・マイヤーズが1点を失っただけに、この追加点が非常に大きかった。エンゼルス5番手のトニー・ワトソンが1勝目(0敗)、マイヤーズが1セーブ目を記録。アストロズ5番手のジョー・スミスが一死も取れず3失点で1敗目(0勝)を喫した。

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