新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で17日、新たに10歳未満～90代の男女247人の感染が確認された。うち118人の感染経路が不明。1日当たりの新規感染者数が200人を超えるのは4日連続で、緊急事態宣言が解除された3月22日以降、最多となった。
横浜市内の大学運動部では、男子部員12人の感染が分かり、市はクラスター（感染者集団）と認定した。定期的に実施している抗原検査で5人の陽性者が出たことから、熱などがある他の部員とともに市内の医療機関を受診し、判明した。部員の約半数が寮生活を送っており、今後部員やコーチら約150人が集団検査を受けるという。
川崎市内では、高津区にある会社の寮に住む20～40代の男性26人が感染し、市はクラスターと認定した。
また、県教育委員会は17日、県立大船高校（鎌倉市）の30代の女性教員の感染が確認されたと発表した。
同校関係者の感染は今月12日以降で4人目。同校は15日から当面の間、臨時休校となっており、16日には生徒と教職員計457人にPCR検査を実施した。
