【17日】新型コロナ感染 長崎県内24人 クラスター発生の病院などで新たに確認

新型コロナウイルス感染者の入院状況、17日発表の市町別感染者数

 県と長崎、佐世保両市は17日、6市2町で新たに計24人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。内訳は諫早市11人、佐世保市4人、雲仙市3人、長崎市2人、島原市と南島原市、西彼長与町、東彼東彼杵町が各1人。
 既にクラスター(感染者集団)が発生していた諫早市の横尾病院では新たに10人の感染を確認。7人が30~80代の入院患者、3人が20~30代の職員という。これまでに感染が判明した患者5人と合わせ、感染者は計15人となった。また、20代男性職員の接触者だった諫早市の50代女性の感染も確認された。
 同じく既にクラスターの発生を認定していた同市内の福祉施設では、新たに80代男性入所者1人の感染を確認。この施設の感染者は計7人となった。
 佐世保市では4人の感染を確認。40代の女性会社員は15日に発熱し、16日の検査を経て陽性と分かった。濃厚接触者らは家族と友人の15人。このうち女性と同居する30代の男性会社役員が感染。5人の陰性を確認、9人の検査を進める。80代の無職女性は16日に発熱。同居する80代無職男性も感染した。
 雲仙市の3人はいずれも20代の男女で、16日に感染が公表された同市の20代男性の接触者。
 長崎市は16日までに同市などが公表した感染者のうち、5人が市内の飲食店の従業員と客だったことが分かったため新たにクラスターが発生したと発表した。市によると関係者の特定は完了し、17人の検査を進めている。

 


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