城下町・小田原市のキャラ「梅丸」、LINEスタンプに だじゃれも

梅丸のLINEのスタンプ

 スタンプ発売中でござる─。小田原市のキャラクター「梅丸」を通じて観光アピールしようと、同市は無料通信アプリ「LINE(ライン)」のスタンプの販売を開始した。誕生から30年、近年はネット戦略もはまり人気も上昇中で、ファンからグッズ販売の声も上がっていた。

 梅丸は1990年の「ときめき小田原夢まつり」のキャラクターとして誕生。その後は活躍の舞台もなく長らく忘れられた存在だったが、全国の「ゆるキャラ」ブームに乗り2014年、再び市の公式キャラクターとして“旗揚げ”。18年から写真共有アプリ「インスタグラム」を始め、フォロワー2800人とひそかな人気を集めている。

 スタンプは根強いファンの声を受けて製作。小田原名産の梅を模した甲冑姿の梅丸が「すっぱい意見でござる」「梅を向いて歩こうでござる」とユーモラスな姿で描かれている。

 売上金は梅丸のプロモーションに取り組む「おだわら魅力向上委員会」の運転資金に充てるという。市担当者は「30年前にデザインされた素朴さが受けているのかも。梅丸をきっかけに小田原の良さを再発見してもらえれば」と話す。

 スタンプは1セット40種類で120円(税込み)で、LINE内のスタンプで購入できる。

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