第3週の週間MVPはノーヒッター・ロドンと絶好調のアクーニャJr.

日本時間4月20日、2021年シーズン第3週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはカルロス・ロドン(ホワイトソックス)、ナ・リーグはロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)が選出された。ロドンは同15日のインディアンス戦で9回一死まで完全試合を継続し、球団史上20度目のノーヒッターを達成。一方のアクーニャJr.は7試合に出場して打率.385、1二塁打、1三塁打、3本塁打、8打点、1盗塁、13得点、7四球、出塁率.515、長打率.846と絶好調だった。

ロドンはメジャー7年目にして週間MVPを初受賞。ホワイトソックスではシーズン第1週にイェルミン・メルセデスが週間MVPを受賞しており、シーズンのこれほど早い時期にホワイトソックスから2人の受賞者が誕生するのは2011年のシーズン第1週にカルロス・クエンティン、第2週にポール・コナーコが受賞して以来のことである。

与死球1つで完全試合を逃したロドンだが、日本時間4月10日にノーヒッターを達成したジョー・マスグローブ(パドレス)も同様に与死球1つで惜しくも快挙達成を逃しており、これは史上5人目、6人目の珍事。ロドンは2014年ドラフト全体3位指名でホワイトソックスに入団したあと、故障に悩まされるシーズンが続き、昨季終了後にはノンテンダーFAも経験していたが、今季はここまで2試合に先発して2勝0敗、防御率0.00とようやく本格開花のときを迎えようとしている。

一方、メジャー4年目のアクーニャJr.は23歳の若さながら早くも通算3度目の受賞となった。今季7本塁打はメジャー最多の数字であり、開幕13試合で長打14本は1959年のハンク・アーロンと並ぶ球団史上最多タイ記録となっている。

今季はここまで16試合に出場して打率.419、7本塁打、16打点、3盗塁、OPS1.373と絶好調。日本時間4月21日のカブス戦で腹部を痛め、状態が心配されたものの、検査の結果、軽症であることが判明し、故障者リスト入りは回避できることになった。

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