東京都 緊急事態宣言の要請、週後半に判断へ

新型コロナウイルスの新たな感染者が増加している傾向を踏まえ、東京都は緊急事態宣言を国に要請するかどうかを4月19日からの週の後半に判断する見通しとなったことが明らかになりました。

東京都内で4月19日に新たに確認された新型コロナの感染者は405人で、前の週の同じ曜日の人数を上回るのは19日連続となります。感染力がより強い変異株も急速な広がりを見せていて、東京都の小池知事は国に緊急事態宣言を要請することも視野に対策を検討するよう、職員に指示しています。都の関係者によりますと、緊急事態宣言を要請するかどうか、4月19日からの週の後半に判断する見通しだということです。都内では、街の人から再びの緊急事態宣言について「仕方がない」という声が多く聞かれました。

そうした中、小池知事は飲食店の感染を防止するため、東京都が発足した「見回りチーム」とともに飲食店を視察しました。東京都はマスク着用の徹底やアクリル板の設置など、店舗が感染防止の取り組みを守っているかどうかの巡回を進めています。この日の視察では小池知事が店舗に対策の課題を聞き取る場面も見受けられました。東京都はおよそ11万店舗を巡回する予定で、都の職員と委託業者を合わせて最大720人規模の態勢で対応する方針です。

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