Rマドリードら3クラブがCL追放ならBミュンヘン、ドルトムント、ポルトが復活か

UEFAは欧州スーパーリーグ構想に反対(ロイター)

今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)8強で敗退したバイエルン・ミュンヘン、ドルトムント(ともにドイツ)、ポルト(ポルトガル)が復活する可能性が出てきたと、ドイツ紙「ビルト」の報道をもとに、各メディアが伝えている。

欧州CLは4強が出揃い、準決勝でレアル・マドリード(スペイン)とチェルシー(イングランド)、マンチェスター・シティー(同)とパリ・サンジェルマン(フランス)が激突する。

ただ、CLを主催する欧州サッカー連盟(UEFA)は18日に欧州スーパーリーグ(ESL)創設に合意したクラブを今季大会から追放する方針で、23日のUEFA臨時委員会でパリSGを除く3クラブの除外を正式決定する見通しだ。英紙「デーリー・ミラー」によると、執行委員のデンマーク代表であるイェスパー・メラー氏が「(今季の)CLのトーナメントをどのように終えるかを見つけなければならない」と3チームを追放した後の大会の取り扱いに言及したという。

そこで「ビルト」紙は、Rマドリードら3チームを除外した後のCLについて、UEFAは試合を行うことなく、パリSGが優勝するケースと、ベスト8で敗退したBミュンヘン、ドルトムント、ポルトの3クラブを復活させてトーナメントを行うプランを検討していると報じている。

また欧州リーグ(EL)でも4強入りを果たしたマンチェスター・ユナイテッドとアーセナル(ともにイングランド)が大会から除外となる見込みという。UEFAはESL側への報復を加速させており、ドロ沼の対立はしばらく続きそうだ。

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