英国のフィリップ殿下の葬儀で、ウィリアム王子(38)とヘンリー王子(36)が再び言葉を交わすことができたきっかけは、2人の不和に心を痛めていたキャサリン妃(39)の配慮だったと英王室ジャーナリストが明かした。
同妃についての著書「ケイト/将来の王妃」で知られるケイティ・ニコル氏は19日、米芸能情報番組「エンターテイメント・トゥナイト」(ET)に、ウィンザー城の聖ジョージ礼拝所に向かう葬列で、棺の後をついて歩く両王子は正面を向いたまま無表情だったと述べた。
ところが、葬儀を終えて礼拝所から出てきた後、2人の間には張り詰めた空気が消えていったとニコル氏は指摘。キャサリン妃があえてヘンリー王子に話しかけたことで、兄弟の間にあった気まずさを一瞬にして解消したと続けた。
同氏によると、礼拝所を出た後、ヘンリー王子はウィリアム王子夫妻に挟まれる形で歩く中、キャサリン妃は義弟に声をかけ、自身はすぐに数歩下がった。これは両王子に言葉を交わすよう、うながす同妃の心遣いだったとニコル氏は分析した。
「舞台裏ではキャサリン妃は常にウィリアムとヘンリーが和解できるよう献身的だった」と説明。その理由は「自身がヘンリーの姉であることを自負し、兄弟の不和には心を痛めてきたからだ」とした。
同氏はキャサリン妃が両王子を仲直りさせることができる数少ない王室メンバーだとした上で、同妃のアプローチはデリケートで効果的だと評した。