【20日】長崎県内変異株9人確認 3市2町13人新たにコロナ感染

20日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(19日午後7時現在)

 長崎県は20日、新たに県内の新型コロナウイルス感染者9人から英国由来の変異株を確認したと発表した。新規感染確認は3市2町で計13人。ワクチンを接種した医療従事者13人には副反応疑いの症状が確認された。
 確認された変異株は11日までのスクリーニング検査で疑いが分かり、国立感染症研究所の検査で確定した。県内での変異株確認は計14人で、いずれも英国由来。
 長崎市の新規感染者7人のうち、30代男性はクラスター(感染者集団)と認定されていた市内飲食店の関係者。同店の感染者は計7人になった。市は店への聞き取りに基づき、17日に同店関係者の特定は完了としていたが、今回の30代男性は把握していなかった。市は他にも把握できていない関係者がいる可能性があるとして、店名を「ブラックリスト」(本石灰町)と公表した。
 佐世保市では同居する40代女性会社員と10代女性団体職員が感染。市内感染者の濃厚接触者だった30代女性会社員の陽性も分かった。
 東彼東彼杵町では十八親和銀行彼杵支店の職員1人の感染を確認。同支店関連は計5人となり、県はクラスターと判断した。同支店職員は11人で残り6人は陰性を確認し、自宅待機中。営業は他店舗の職員により継続している。
 ワクチンの副反応疑いは20~70代の女性12人と20代男性の計13人。じんましんやぜんそく、血小板減少などの症状が出た。


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