アスレチックスが破竹の10連勝 地区首位タイに浮上

好調のアスレチックスはツインズとのダブルヘッダーに7対0、1対0で連勝し、破竹の10連勝。第2試合の途中に本拠地オークランド・コロシアムで停電のトラブルが発生したのをものともせず、マリナーズと並んでア・リーグ西部地区の首位タイに浮上した。10連勝の立役者は先発投手陣。この大型連勝中は合計56イニングを投げて7勝0敗、防御率2.09と安定したピッチングでチームの快進撃を支えている。

第1試合は先発のショーン・マネイアが7回6安打無失点の好投で完封勝利。打線はミッチ・モアランドの1号2ランと2号ソロ、マット・オルソンの4号グランドスラムと合計3本のアーチで7点を奪い、マネイアを援護した。完封したマネイアは「今日は素晴らしい投球ができた。これまでのなかでも最高の投球の1つだったと思う」と自身のピッチングを振り返り、「打線が大いに助けてくれた。今日みたいに塁に出て何本もホームランを打ってくれると楽に投げられるんだ」と打線への感謝も口にした。

第2試合では先発のヘスス・ルザードが6回途中まで2安打無失点の好投。打線はツインズ先発のホゼ・ベリオスから4回裏に一死1・3塁のチャンスを作り、セス・ブラウンのタイムリーで1点をもぎ取った。ルザード降板後はルー・トリビーノとジェイク・ディークマンの無失点リレーでツインズの攻撃をシャットアウト。相手打線をわずか2安打に封じ、2試合連続の完封勝ちとなった。ルザードは「僕たち先発投手陣はお互いの好投からモチベーションを得ているんだ」とコメント。ある投手の好投がまた別の投手の好投を生むという好循環が快進撃の源となっている。

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