【大相撲】予定の番数下回るも正代「いい稽古」 若隆景らに7勝4敗

正代(左)は若隆景を寄り切った

大相撲夏場所(5月9日初日、東京・両国国技館)を控えた21日、国技館の相撲教習所で合同稽古が行われた。大関正代(29=時津風)は幕内若隆景(26=荒汐)、幕内阿武咲(24=阿武松)、幕内逸ノ城(28=湊)と計11番取って7勝4敗。稽古後は「15番くらい考えていたんですけど、ちょっと体がまだついてきてないですね」と語った。

ただ、本人に悲観する様子はなく「幕下相手だとどうしても出し惜しみになってしまう。それに比べたらいい稽古ができている」という。

カド番で迎える来場所に向けて体づくりはもちろん、正代は「いい立ち合いを増やしたい」と話す。持ち味の圧力を生かすためにも重要なテーマになることは間違いなく「立ち遅れないこと、最初の一歩で体重をかけて二歩目を素早く出すことができれば前に出る相撲になるんじゃないか」とポイントを挙げた。

合同稽古は22日が最終日となる。大関は「一番一番集中して内容にもこだわっていければ」と気を引き締めた。

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