阪神が巨人に今季初の逆転負け…連勝も「8」で止まる 矢野監督「やることやった負け」

試合中、ベンチで水を飲む矢野監督

阪神は21日、敵地・東京ドームで巨人に2―3と今季初の逆転負けを喫した。破竹の勢いで続いていた連勝も「8」でストップ。

初回に近本の先頭打者弾、助っ人・マルテの2試合連続弾と巨人・畠から幸先よく2点を先制した。しかし3回無死三塁の好機を逃すなど、その後は打線のつながりがあと一歩足りなかった。

一方の巨人は主砲・岡本が先発・青柳から2打席連続弾で同点に追いつく。ここから主導権を握り返すと2―2で迎えた6回二死一、二塁から吉川がしぶとく左前に勝ち越しの適時打。結局、阪神は2回以降得点を奪えず終盤もG中継ぎ陣の継投策にかわされて1点差のまま逃げ切られた。

試合後の矢野燿大監督(52)は「たられば言えば追加点な。(3回の糸原)健斗の三塁打のところで1点欲しかったけど。それもみんな積極的にいった結果やから。全体的にやることやった負けかと受け止めています」と、さばさばと振り返った。

試合前まで本塁打が出れば13連勝、先制した試合は16連勝と開幕から好調なチームを象徴した〝進撃のジンクス〟も、この1敗でついにストップ。22日は6カード連続の勝ち越しをかけて仕切り直す。

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