竜打線ついに爆発!与田監督「コーチが根気よくやってきたことが、いい形になった」

中日・与田監督

中日打線が開幕戦以来、ようやく爆発した。21日のDeNA戦(横浜)で投打の歯車が噛み合い7―1と快勝。先発・勝野が7回1失点の好投を披露すれば、打線は4回に阿部が今季1号3ランを放つなど一挙5得点を挙げた。前日まで12球団ワーストの1試合平均2・3得点の貧打が嘘のようにつながった。

1イニング5得点、1試合7得点はいずれも広島との3・26開幕戦以来、今季最多タイとなった。与田監督は「やっとね。特別なことをしてきているわけではないけど、コーチが根気よくやってきたことが、今日はいい形になった。やっぱり阿部が初球からあれだけ強いスイングできたということもそうだし、良かった」と目を細めた。

前日は無得点で、8回無失点と好投したエース・大野雄を見殺しにしてしまった。指揮官は「(前日の阿部は)二塁打を打った後に、チャンスで凡退。遊直でいい当たりだったけど…。もちろん、僕の采配もあるけど、選手たちが各々、前日、(大野)雄大に勝ちをつけられなかった悔しさをベンチやロッカーに帰ってすごく感じていた」と振り返った。

4回に先制点を奪えたことで流れをつかめたようにも見えるが「それは結果論。もちろん、点が入ることで乗ってくることもあるし、思い切っていける。ただ、これがビハインドだとどうしてもプレッシャーがかかってくるので、追いかけるときにどれだけ思い切って攻撃できるかがこれからの課題」と気を引き締めている。

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